食物繊維が豊富なごぼうは、アンチエイジングやダイエットの際に摂取するべく野菜として名があがります。その理由には、ごぼうのもつ効果や効能があげられます。

コレステロールを吸着して体外に排泄する効果。

血糖値の上昇を抑える効果。

便秘改善効果。

日常的に食物繊維を摂取しようという考えであれば、このごぼうを食べればいいんですね。

また、ごぼうには色々な調理法があります。炊き込みご飯やきんぴらごぼうなど和食の定番ですね。

そんな中で今回は、「揚げる」調理法をご紹介していきたいと思います。

ごぼうを揚げて作る料理のレシピ

大きめごぼうのから揚げ

用意するもの:ごぼう2本、しょうゆ大さじ1、酒大さじ1、生姜の絞り汁小さじ1、片栗粉大さじ3、小麦粉大さじ3、揚げ油適量

ごぼうは流水で土や泥などのよごれを洗い流し、包丁の背で皮を軽くこすり落とします。そして10cmほどの長さに切り、縦半分に割ります。

次にしょうゆ・酒・生姜の絞り汁を大きめのボールに混ぜ合わせ、そこへ先ほど切ったごぼうを10分程漬けておきます。

ビニール袋を用意し、片栗粉と小麦粉を入れます。先ほど漬けておいたごぼうをビニール袋の中に入れます。この際、ごぼうの水分はキッチンペーパー等で軽くふき取ってください。

空気を少し入れてビニールの口を閉じ、全体に粉が渡るように上下左右に袋を振ってください。

鍋に揚げ油を適量入れ、170度の油でカラっと揚げていきます。火が通ったら完成。

お好みで、七味や山椒、抹茶塩などをかけてお楽しみください。

おつまみ感覚、サクサクごぼう揚げ

用意するもの:ごぼう2本、にんにく1片、しょうが適量、しょうゆ大さじ4、酒大さじ4、片栗粉適量

ごぼうは、土や泥を流水で綺麗に取り除き、軽く皮表面の汚れを落とします。包丁の背や、くしゃくしゃにしたアルミホイルがおススメです。皮にうま味成分が含まれるので、全部そぎ落とすのはやめましょう。

ごぼうを3等分に切り、縦4〜8等分に切ります。(ごぼうの太さによって調整しましょう。イメージは鉛筆程の太さです)

にんにく・生姜をすりおろします。小さじ1程度の量。

大きめのボールに、すりおろしたにんにく・生姜・しょうゆ・酒を混ぜ合わせます。

そこへ、細くきったごぼうを入れ30分以上漬け置きしておきましょう。

表面の水気を切ったごぼうに、片栗粉をまぶし全体に衣をつけていきます。

中火で一度ごぼうを揚げて火を通し、最後に強火で2度揚げします。これによって、よりサクっとした食感が生まれます。

味見をしてみて足りない時は、熱いうちにお好みで塩を振りかけて完成です。

甘辛ごぼう揚げ

用意するもの:ごぼう2本、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ1、片栗粉適量、白ごま適量

ごぼうは水で土や泥を洗い流します。包丁の背を使い、軽く皮をそぎ落とします。

4cm幅に切り分け、縦半分に割ります。

切ったごぼうを、塩水で軽く茹でます。

軽く茹でたごぼうは、表面の水気をふき取り、片栗粉を全体にまぶしていきます。

170度に熱した揚げ油の中にいれ、カラっとキツネ色になるまで揚げていきます。

フライパンに、しょうゆ・さとう・みりん・酒を入れひと煮たちさせます。そこへ、先ほど揚げたごぼうを入れ、たれを絡めていきます。

容器に盛って、上から白ごまをまぶしたら完成です。

おわりに

揚げごぼうのレシピをご紹介しました、いかがでしたか?

少し味を濃いめにつけて、おつまみの一品にいいですね。細く揚げたごぼうは、グラスに差してテーブルに置くと、おしゃれですよ。パーティなどにもおススメです。

余談です。

実はごぼう、海外ではあまり食べられていないってご存知でしたか?

著者も今回初めて知りました。本来中国から伝わったごぼうは、薬の一種だったそうです。

そして、欧米人からすると「木の根っこを食べている」という感覚だそうですよ(笑)

さらに、フランスでは根菜類全般を戦時中の貧しい食生活を思い出すということで長く食材として扱われることがなかったようです。

しかし、近年料理人たちがこの「忘れられた野菜たち」と呼ぶ食材を見直そうという運動を行っているそうです。海外でも、ごぼう揚げが食べられる日が来るかもしれませんね。