トマトにはうまみ成分であるグルタミン酸が豊富にふくまれ、甘味と酸味がバランスよく、夏バテなど食欲が落ちている時にも食べられる野菜の一つです。

さらに色や大きさも様々で、大玉トマト・中玉トマト・小玉トマト(ミニトマト)の3種類に属するものがあります。

皆さんが、普段スーパーで購入されているトマトの代表格は大玉トマトの「桃太郎」という品種が多いのではないでしょうか。

流通しているトマトの大半がこちらの品種ですからね。

スーパーなどに並んでいる多くのトマトは赤く、緑色のへたがついていますよね。

どれも同じに見えますが、実は美味しさを見分けるポイントがあるのです。

今回は、美味しいトマトを見つける方法をご紹介します。

星マークによるトマトの見分け方

美味しいトマトを見分けるポイントの一つが「星マーク(スターマーク)」です。

果実のおしり部分から放射状に線が現れている、ここが星マークです。

この放射線がクッキリと現れているものほど甘味やうま味が強いトマトだと言われています。

この星マークとは何なのか?

どういう経緯でこの放射線ができるのか・・・あくまでも憶測ですが、維管束が浮いている状態かと思われます。

一般的に糖度の高いトマトは「美味しい」と言われ、水分供給を少なくすると糖度が増すことが分かっています。

結果、水分量が少なく糖度が増したトマトには維管束が果皮に近づき「浮き出て」見えるのではないでしょうか。

結果、この放射状の星マークがクッキリ浮いているトマトほど、甘味が強く美味しいトマトだということになりますね。

水に浮くかどうかで見分ける方法

美味しいと感じるトマトは、糖度の高さに比例します。

実際、スーパーに並ぶトマトを見るとパッケージや値段表記の際に糖度を記してるところが多いですよね。

買う側が糖度を見て手にとっているというのが分かります。

美味しいトマトはこの「糖度」が高いほど「水に沈む」で見分けられるという噂があります。

3種類のトマトを用意して検証した結果。

1. 水に入れた瞬間、すぐに沈んでいったもの=糖度9.5度。
2.水に入れて徐々に沈んでいったもの=糖度6度。
3.水に入れたら、プカっと浮かんだもの=糖度4度。

浮く浮かないの境目が糖度だけとは限りませんが、検証結果を見る限り「糖度が高いほど沈みやすい」というのがわかりますね。

美味しいトマトを食べたいときはこの2種類の見分け方を実践するといいかと思います。

ただ、店頭で水の検証はできないので、やはり星マークに注目ですね!

購入後、食べる頃合いを図るすべとして水の検証で見分けるのもいいかと思います。

おわりに

余談です。

豆知識:外れトマト(酸味がつよく糖度が低い)をひいてしまった場合は、加熱調理しましょう。

トマトは加熱をすることで味が凝縮されて、糖度やうま味の素となるグルタミン酸がアップするんだそうです!

また塩を足すことで、甘く感じるようにもなりますよね。

外れトマトは是非スープやソースに!