大葉の天ぷら美味しいですよね。

しかし、天ぷらを上手に調理するためには、コツを抑える必要があります。

よく家庭で挑戦してみると、油っぽく、カラッと揚がらないという声を聞きます。

特に、大葉のような葉物類は、油が多くヨレヨレになったり、丸まって見た目がよくなかったりと失敗することも多いかと思います。

夏は大葉の美味しい季節、今回は「大葉の天ぷら」を上手につくるコツをご紹介して行きたいと思います。

大葉の天ぷらを作るときのコツ

まずは、大葉に限らず「衣」が天ぷらを上手に揚げるコツとなります。

衣の材料は、基本的に粉・水・卵となります。これは、全て冷蔵庫で冷やしておくと良いんですね。(水も冷水を使います)

そして、材料を合わせるときに、混ぜ過ぎないこともポイントです。粘らせないように、ザックリと混ぜるのがいいですね。

そして、衣が出来たら鮮度の良いうちに揚げること。油の温度はなるべく一定に保ちます。葉物などの火の通りやすい材料には、油の温度165度くらいが適温となります。

では大葉を揚げるコツをご紹介します。

大葉の天ぷらを揚げるときに、ポイントとなるのは「温度」「時間」「衣」です。

あまりにも高温で、長時間揚げるとシワシワになったり、お菓子のようにバリバリの食感になります。

水分が飛びすぎてしまう結果ですね。

また変色して、鮮やかな緑はなくなってしまいます。

まずは、洗った大葉を広げながら、小麦粉をまぶします。

そして冷たく作った衣は薄めにし、大葉の片面だけにつけます。

油の温度は、160から165度程度。高くても170度でキープします。

衣がついている面を下にし、適温の油の中へシャっと入れます。

衣があがったらすぐに引き上げ、バットや網などで油をきります。

衣のついていないほうから水分が抜けてカラっと仕上がります。

(大葉はひっくり返さないので、菜箸等で少し触ってみて衣が硬くなっていたら、引きあげます)

これで完成です。

おわりに

失敗しがちな大葉の天ぷら。シンプルだからこそ、見た目もこだわりたいですよね。

ポイントは3つでした。「温度・時間・衣」ここを抑えれば、食欲そそる美味しい大葉の天ぷらが出来上がるはずです。

ぜひ、この夏挑戦してみてください!

余談です。

大葉だけのシンプルな天ぷらも美味しいのですが、葉1枚なので他の食材と組み合わせるのもおススメです。

著者は、エビ・長芋・ちくわ・はんぺん・魚・肉類に挑戦したことがあります。

正直、ハズレがなかったです。大葉は、基本的に素材の味を引き立てるアクセントとなり、使い勝手がいいですよね。

大葉だけ揚げる場合は、カラっとしたところに塩で頂きたいです(笑)