ブロッコリーの調理法で最も多いのが「茹でる」だと思いますが、低温スチーミングという「蒸す」という方法で調理すると、いつも食べているブロッコリーがもっとおいしく、もっと食べやすくなります。
今回はブロッコリーの選び方、保存方法と低温スチーミングという調理法をご紹介します。
ブロッコリーの選び方
- 芯を見る
まずは芯をみます。しっかりとしており、太く芯の中に空洞がないもの、切り口がみずみずしいものを選びましょう。切り口が黒ずんでいるもの、スが入っているものは避けましょう - つぼみを見る
全体的に緑色が濃く、ぎゅっと固くしまっており花蕾の形がこんもりとしているもの、中央部がこんもりと盛り上がっているものを選びましょう。ブロッコリーは大ぶりなほど熟しており、柔らかく甘みがあります。
ブロッコリーの保存方法
あまり日持ちしないので新鮮なうちに食べるのが基本ですが、どうしても使いきれない
場合は冷凍保存がオススメです。
そのまま保存する場合は、ポリ袋に入れて野菜室に立てて保存します。寝かせてしまうとそこから痛んできてしまいます。
冷凍保存の場合は房ごと小分けにして、固ゆでにしジップロックなどの保存袋で冷凍庫に入れて保存します。茹でるときに塩を一つまみ程度加えると色が良くなります。
サラダなど生で使う場合は自然解凍で、炒め物などの加熱調理の場合は凍ったまま使用しましょう。
ブロッコリーをもっとおいしく 低温スチーミング
「蒸す」と聞くと沸騰した100度のお湯の蒸気で蒸すというイメージですが、低温スチーミングは95度から40度の低い温度で蒸す調理法です。食材の酵素が活性化し旨み・甘みが増し、アクや臭みなどが抜けて食べやすくなります。ブロッコリーのスチーミング温度は85度、時間は30分が目安です。
(用意するもの)
鍋・金網(鍋より一回り大きいもの)・ザル・ボウル(ガラス製が良いですが、ステンレス製や使用する鍋と同じ大きさの鍋でも大丈夫です)キッチン温度計(デジタルタイプがオススメです)
(手順)
- 鍋に半分くらい水を入れて沸かし、いったん火を止めます
- 鍋に金網を乗せます
- 鍋と金網の間にキッチン温度計を挟み、蒸気の温度を測ります。お湯の温度ではなく蒸気の温度ですのでご注意ください
- 蒸気の温度が85度なのを確認し、ザルに入れたブロッコリーを網の上にのせてボウルでふたをします。
- 蒸します。温度が85度から5~10度下がったら再度弱火で火をつけ、上がり始めたら火をきり温度を調整します。
- 30分経てばブロッコリーの低温スチーミング完了です。いつもよりおいしいブロッコリーになっているはずです。
おわりに
蒸気などでヤケドしないよう気をつけてください。ブロッコリーは30分ですが野菜の種類や切り方によって時間は変わってきます。ブロッコリーで試してみて良かったら他のお野菜でもチャレンジしてみてくださいね。茹でて冷凍保存するより低温スチーミングしたあとに冷凍保存したほうが水気が少なかったです。