デトックスやダイエット、またアンチエイジングなどでも注目されている「ごぼう茶」です。
中国から薬用として伝わった「ごぼう」が原材料として使用されています。
調べていくと、鹿児島県産や宮崎県産など九州のごぼうを使ったものが人気のようですね。
手間をかけて家庭で作る必要はなく、ティーパックで煮出すタイプやペットボトルのお手軽タイプまで様々な商品があります。
今回は、効能などを含め「ごぼう茶」についてお話していきたいと思います。
ごぼう茶の効能
ごぼう茶に含まれる成分の中に「イヌリン」という水溶性食物繊維があります。
これは、便秘解消や高血圧の抑制・血糖値上昇の抑制などの効能があります。
「サポニン」は成分の中でも代表的なものです。
これはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの排泄・動脈硬化や血栓などの予防・肌荒れ改善などの効能があります。
「ミネラル」も豊富に含まれていますね。便秘解消や高血圧抑制・首や肩こりの解消など健康的なメリットも多く、人間の生活に欠かせない成分です。
ごぼう茶の副作用
食物繊維やサポニンといった有効成分がたっぷり含まれる優れた飲み物ですが、やはりメリット・デメリットがそれぞれ存在します。
メリットばかりを並べている商品説明をよく見ますが、自分の体内に入れるからにはデメリットの部分もしっかりと把握しておきたいですよね。
副作用としてあげられるのは「サポニン」という成分に関係しています。
サポニンは体内の悪玉コレステロールを分解して体外に排泄させるというメリットを持ちますが、飲みすぎてしまうと「胃痛や下痢」・「口内の乾燥」・「異常な眠気」・「肌トラブル」などの症状が引き起こされる可能性があります。
また、キク科がアレルギー体質の方はごぼう茶に含まれる成分によって「息苦しさ」・「脱力感」などの不調が起きることも考えられます。
人によって摂取量と副作用のバランスが異なるので、飲んで気分が悪くなった場合はすぐに中止したほうがいいですね。
腎臓病の人は控えた方がいい理由
ミネラルの一種「カリウム」は、人間にとって必須成分であり、体内では作られないので体外から摂取する必要があります。
カリウムが不足すると高血圧・筋力低下といった症状を引き起こします。
有用な効果を持つカリウムは、ごぼう茶から摂取することが可能なのです。
しかし!!
腎臓に疾患をかかえている方は要注意です。
腎臓の機能が低下をしている場合、カリウムを尿とともに排泄することが出来ません。
そうなると、カリウムの血中濃度が高くなり、高カリウム血症になる恐れが高まります。
脱力感や息苦しさ、胸が苦しいなどの症状に加え、不整脈になることもあります。
腎臓病を患っている方は、ごぼう茶を摂取しないようにしてください。
健康な方も飲みすぎには注意ですね。
おわりに
余談です。
ごぼう茶は便秘にも効くといいますが、著者はどちらかというとお腹が弱いタイプの人間なので、便秘とは無縁ですが・・・知人にも何人か便秘で苦しんでいる人がいますね。
やはり女性に多いイメージです。
食事療法や生活改善が良いそうですが、水溶性・不溶性食物繊維をバランスよくとったり、毎日2リットルを目安とした水分をとることも大事だそうですよ。
また、十分な睡眠を取ること、腹部に刺激を与えるストレッチや筋トレも効果があるんですね。
著者も、健康のためにごぼう茶を飲み、体を動かす必要がありそうです(汗)