ごぼう茶の原料となる「ごぼう」は、中国から利尿作用のある薬草として、日本に渡ってきました。
現在でも、中国・ヨーロッパでは食用ではなく、薬用として使用されているんですね。
ごぼう茶に使用する根には、豊富な食物繊維が含まれ、便の排泄を促進し、腸内環境を整える働きがあります。
さらに、カリウム・リン・アルギニン・アスパラギン酸などの成分が含まれています。
むくみ改善に繋がる、カリウムは利尿作用があり、老廃物を体外へ排出する働きがあります。
リンなどの栄養素は、腸内を整える働きを助け、体の消化・吸収・消費に効果がありますね。
脂肪の燃焼効果が上がることで、さらに冷え性の改善にもつながり、代謝がアップします。
「抗酸化作用」のあるポリフェノールも含まれ、肌や体内の老化防止に役立ち、若返り・美肌効果が期待できます。
ごぼう茶が糖尿病に良い理由
様々な効能が期待される「ごぼう茶」ですが、中でも生活習慣病の予防に役立つといわれています。
その中でも「糖尿病」は決して高齢者だけの病気ではなく若者もかかると言われていますね。
糖尿病とは、糖質をコントロールしているインスリンが不足してしまう病気。
血糖値の上昇により、意識障害や重度の合併症を引き起こす危険性を伴うものです。
食後の血糖値の上昇を防ぎ、うまくコントロールすることで糖尿病予防につながる訳ですが、ごぼう茶に含まれるイヌリンと呼ばれる栄養素が役に立つと言われています。
イヌリンは、腸内環境を整え便秘解消、また血糖値の急上昇を防いでくれる効果を持ちます。
食前や食中にごぼう茶を飲むことで、日々の食事で発生する血糖値の上昇を少しでも緩やかにするというのが大切なんですね。
おわりに
ごぼう茶の効能・糖尿病への効果をご紹介しました。
そもそも「ごぼう」自体が薬用として使われていることから、体に良い影響があるのではないだろうか・・・というイメージはわきますよね。
ダイエット・美肌を目指す女性から、生活習慣病を気にする中年男性も日々飲むお茶をごぼう茶に変えることから、健康維持を目指していければいいかなと思います。
余談です。
生活習慣病予防や、健康維持のための食品がたくさん売られていますよね。
中でも最近よく目にするのが「低GI食品」。
GIとは食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。
つまり低GIとは、血糖値の上昇が緩やかな食品ということでしょうか。
そんな中、日常的に使うハチミツの代わりとして、著者がおススメしたいものが「アガぺシロップ」です。アガぺシロップは、植物から採取され、テキーラの原料でもあります。
GI値が、砂糖類や甘味料の中でも圧倒的に数値が低いのが特徴的です。
ただ、お値段が高いのがネックですね(涙)
パンケーキやヨーグルトなど少量使う際にいかがでしょうか?