95%以上が水分で出来ているきゅうりは、熱にも水にも弱い野菜です。
急激な温度変化も苦手で、10℃前後が適温と言われています。
保存できる期間は常温保存・冷蔵保存でも通常2〜3日が目安となります。
しかしアレンジ次第では1週間〜1か月の長期保存が可能となります。
今回は、大量に余ったきゅうりを長期に持たせる保存方法についてご紹介したいと思います。
大量のきゅうりを塩漬けで保存する方法
500g程度の保存方法
1. きゅうりをスライスし、塩を振りかけます。
2. 保存容器(蓋つきタッパー等)に入れ、密封します。
3. 5日程たつと塩味がよく染みているので、料理に使う際は気を付けましょう。
4. 全体量が少なくなったら小さい容器に詰め替えると長持ちします。
2kg程度の保存方法
1. 砂糖500g・塩75g・酢90cc・粉辛子50gを保存袋に入れます。
2. よく混ぜ合わせところに、きゅうりを丸ごと漬けて、口を閉じたら冷蔵庫へ。
3. 2週間程たっても変わらぬ味が楽しめます。きゅうりを足していくことも可能ですが、液が薄くなるので新たに作り直しをおススメします。
5kg以上の保存方法
1. きゅうりを良く洗い、1本づつ塩をこすりつけ、深い容器の底に並べていきます。
2. 一面にきゅうりを並べたら上から塩をかけ、さらにきゅうりを重ねて並べていきます。
3. 隙間のないように並べたら約10kgの重石を乗せましょう。
4. 5日程たつと水分がどっと出るので、一度きゅうりを取り除き、水を捨てます。
5. 半日ほど、風通しの良い場所で放置します。日に当たらないよう気を付けましょう。
6. きゅうりの重さを測り、その10%にあたる塩を用意し、取り出したきゅうりをまた漬けていきます。手順は最初と同じ。
7. 10kgの重石を乗せ、冷暗所で保存。
8. 召し上がるときは、お好みで塩抜きをしてください。
おわりに
今回は、塩を用いた保存方法についてご紹介しました。
少量であれば冷蔵庫保存がおススメですが、5kgを超える量になると難しいですよね。
手間はかかりますが、しっかりやれば半年程保存が可能となりますので、是非挑戦してみてください。
余談です。
きゅうりの保存期間は、塩分濃度で決まるといっても過言ではないんですよね。
当日、もしくは翌日であれば無塩・または塩分濃度2%程度がいいですね。
逆に、長期保存を目指すのであればやはり最低10%は必要になるかと思います。
中には25%と高めに設定する場合もあります。
塩だけでつける場合は、ポテトサラダや和え物にリメイクも可能なので、レシピの全体的な塩分量に気を付けて利用してみましょう。