ご家庭でもよく食べられるキャベツ。ちょっとした炒め物や、お好み焼き、やきそば、ロールキャベツなどキャベツを使った家庭料理はたくさんありますね。

ちょっとおつまみがほしいときに、ごま油と塩をかけるだけで有難い一品になります。

そんな大活躍のキャベツですが、実は品種や栽培方法、呼び名が豊富なことご存知ですか?

一般的に「キャベツ」と呼ばれ年間を通して食べられているのが「冬キャベツ=寒玉」です。

形が楕円形が多く、葉と葉の間に隙間がないのが特徴です。葉の巻きが硬くてずっしりと重みがあります。葉が硬めですが、とても甘みがあるので、生食よりも

加熱料理にむいています。

ただ、シャキシャキとした食感と甘みが好きな方は千切りキャベツなどもオススメですね。

そしてもう一つ「春キャベツ」があります。別名「新キャベツ」とも呼ばれますね。

今回は、この「春キャベツ」について調べていきたいと思います。

春キャベツの時期とは?

秋から作られ翌年の春に収穫して新ものとして出回るものです。

暖かい春の日差しを浴びて育っているためか、葉がしなやかでとても鮮やかな緑色が特徴的ですね。

丸くて小さくふっくらとしており、硬い冬キャベツとは違い、春キャベツは巻きが「ゆるやか」です。

水分がとても多く含まれており、味は甘みがあります。葉も薄く食べやすいので、サラダなどの生食にむいていますね。

時期的には、3月・4月から初夏にかけて「春キャベツ」が出回ります。

年間を通して食べられる冬キャベツですが、秋から3月頃に出回ります。中でも甘みが増す2月が一番オススメです。

春キャベツの栄養や効能

キャベツの主な栄養素はビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カリウムです。

外葉を一枚食べるだけでレモン1個分と同じビタミンCが摂取できる程に含有量が豊富です。

またビタミンCには強力な抗酸化作用があり、身体の細胞を有害な活性酸素から守ってくれます。

さらに、キャベツに含まれる辛み成分イソチオシアネートは動脈硬化やがんの予防効果が期待できる成分とされています。

そして、もう一つ女性にうれしいビタミンC成分は紫外線と深い関係にあり、メラニン成分を抑えてくれる効果が期待されます。キャベツを食べれば美肌効果があるんですね。

ビタミンKには、止血作用があります。さらに、骨を丈夫にする役目もあります。

ビタミンUには、粘膜の再生に必要なタンパク質の成分を助ける働きがあります。

傷ついた粘膜を修復する効果から、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療にも役立ちます。もちろん、予防という面からも摂取することをオススメします。

ビタミンUはキャベツから発見された成分で「きゃべじん」とも呼ばれます。
みなさん、聞いたことありませんか?胃を守ってくれるきゃべじん。

トンカツや揚げ物に添えられる定番野菜が、何故キャベツなのか・・・納得できますね。

カリウムは、体内にたまった余分な水分を外へ排出させる働きがあります。これによって、むくみの予防や高血圧の予防に効果的です。

春キャベツと冬キャベツに含まれる成分にさほど違いはありません。

しかし、ビタミンCとカロテンの含有量が春キャベツのほうが1.3倍多く、カロテンに関しては3倍も多く含まれます。

カロテンも抗酸化作用が強く、免疫力を高める作用も認められており、風邪などのウィルスから、さらにはガン細胞の増殖を抑制するとも言われています。

アメリカのガン研究所では、キャベツ=がん予防効果の高い食品と認識されているんですね。

上記の数値から、春キャベツのほうが栄養価も高く、成分含有量と効果も高いことが分かりますね。

おいしい春キャベツの見分け方

キャベツの芯が乾燥していたり、黒ずんだり、劣化していないことが一番重要です。

また、葉の巻きがゆるやかで、みずみずしいもの。外葉はツヤがあり、黄ばみがないもの。

半分にカットされている場合は、やはり芯の切口に注目して、新鮮なものを選んでください。

余談です。

みなさん、キャベツはどんな食べ方がお好みですか?著者の周りでは、加熱したキャベツが苦手という人が結構いるんですよね。あの食感が苦手なのか、甘みが苦手なのか・・・。

まあどちらかと言えば、著者も生食が好きです(笑)

美味しいですよね。ごま油と塩でシンプルに。味噌とマヨネーズを混ぜてディップに。

トンカツ屋さんで、キャベツ食べ放題を目にするとついおかわりしてしまいます。

あと、イタリアンなどで最近よくいただくのが「芽キャベツ」です。小さい小さいキャベツですよね。

おそらく、軽く湯がいてからパスタなどに使っているのかと思うのですが、歯応えもあって美味しいんですよ。

にんにくとオリーブオイルが良く合う!あーお腹がすいてきた・・・。