水分含有量が90%以上を超えるきゅうりは、その限られた栄養素の量から「世界一栄養のない果実」とギネスに認定されています。

あらゆる野菜の中でもトップ1だそうです。

しかし、キンキンい冷やしたトマトやきゅうりは夏バテ気味のときに重宝されますよね。

これから訪れる暑い日々に大活躍するであろう「きゅうり」について少し調べてみました。

きゅうりの旬の時期

通年当たり前のように売られている代表的な野菜の一つですが、本来の旬は「夏」です。

ハウス栽培では5月から6月に旬を迎えます。そして7月から10月は露地物が旬を迎えます。

このように露地栽培されたものは、太陽の光をたっぷり浴びており、ハウス栽培と比べて2倍ものビタミンCを含んでいます。

また緑鮮やかな夏のきゅうりは食欲増進にも効果がありますね。

カレンダーで示す一番おススメな月は「7月、8月」になります。露地物の夏秋きゅうりがとても魅力的ですね。

生産量の多い産地の旬

きゅうり生産量が一番多い県は「宮崎県」です。

冬から春に収穫されるものが9割以上で、温暖な気候を活かした栽培が特徴的です。

次に多いのが「群馬県」です。

群馬県は年間通しきゅうり栽培が行われており夏秋きゅうりがおよそ4割。

そして、冬春きゅうりが6割を占めています。

その次は「福島県」となっており、夏秋きゅうりの生産量が8割を超えています。

1位である宮崎県の生産量は6万トン超え。次いで、2位3位も4万トンを超えています。

時期や産地による値段の変動はあるか

きゅうりは収穫時期によって「冬春きゅうり」と「夏秋きゅうり」に分けられます。

産地によっては気候の特色もあり、どちらか片方だけ、または両方通年栽培しているところと様々です。

ハウス栽培や、露地栽培によっても値段や風味が変わってきますね。

国内産に限っては(キログラム当たりおよそ150円〜500円)平均単価300円台の幅で取引されているようですね。

価格変動は季節によって起こり、気温が上がり着果数が増加する3月から価格が下がります。

逆に露地栽培、雨よけ栽培等が行われる産地に切り替わる10月あたりから、ぐっと価格が上昇します。

きゅうりが重宝される夏は、まだ価格が安定している時期なので安心して食べられそうですね。

おわりに

今回は、きゅうりについて色々と調べていきました。

通年通して手に入る野菜ですが、産地や旬の時期を知ることで美味しいきゅうりに出会うことができそうですね。

余談です。

きゅうりといえば、近年夏に行われる音楽フェスティバルや、イベントなどの屋台でみかけるようになりましたよね。

「冷やしきゅうり」の旗がよく揺れています。

そういえば、花火大会の時に冷やしきゅうりの屋台に行列ができているのを見てびっくりした覚えがあります(笑)

水分が豊富なので、暑い野外にいる時にはいいですよね。

脱水症状の対策にもなります。今年もたくさん見かけそうです・・・。