きゅうりは水分含有量が多いこともあり、とても傷みやすい野菜の一つです。
ポリポリとした歯ごたえを楽しむためには、生食で食べられるように保存することが必要です。
夏場はとくに野菜が傷みやすく、保存方法が限られてきますよね。
今回は、「きゅうり」をより良い状態で保存するということについて調べていきたいと思います。
きゅうりの保存方法(冷凍や冷蔵)
きゅうりを冷蔵庫で保存する場合
まず、きゅうり表面の水気をしっかりふき取ってから、キッチンペーパーや新聞紙で丁寧に1本づつくるみ、最後にラップで覆います。
そしてポリ袋などに入れて冷蔵庫で保管しましょう。
縦に長い野菜なので、ヘタを上にして縦置きにすると日持ちします。
この際、コップや切ったパック類などに入れて保存をすると、冷蔵庫の中でも倒れる心配もありません。
冷凍保存の場合
きゅうりの冷凍保存をする際にポイントとなるのが、水分です。生野菜が冷凍に向かないといわれる理由はその水分量にあります。
95%以上が水分となるきゅうりはコレに当てはまりますね。
まず、冷凍をする前に水分量を減らしてあげます。
解凍後に使用したい形(薄切りや輪切り、短冊切りなど)に切り、軽く塩をふり、手でギュッと絞って水分を出し切ります。
あとは、小分けにしフリーザーバッグなどで保存をします。
ただし、解凍後はシャキシャキとした食感が楽しめないので、そのまま食べるのではなく、和え物やポテトサラダなどに使用してください。
どれくらい持つか
通常冷蔵庫保存では3日が目安になります。
ヘタを上にして縦置き保存をした場合は、10日程となります。
冷凍保存は、1か月を目安にするといいかと思います。
常温保存はできるか(夏でも大丈夫?)
きゅうりを保存するための適温は10℃ほどです。
冬の涼しい時期には、直射日光のあたらない風通しの良い場所で常温保存が可能となります。
冷蔵保存と同じように、水気をきり、新聞紙等でくるみ、ラップをし縦に置くという方法が好ましいです。
適温であれば2日程保存が可能となります。
ただし、やはり暑い夏の時期は常温保存を避けた方がいいでしょう。
購入後は、すぐに冷蔵保存がおススメです。
切ったきゅうりをできるだけ長持ちさせる方法
切ったきゅうり、使いかけのきゅうりを長持ちさせるには「酢漬け(ピクルス)」がおススメです。
味は好みになりますが、塩や砂糖・お酢などの液に切ったきゅうりを漬けるだけ。
瓶などに液ごと詰めて冷蔵庫で保管をすれば、6か月を目安に保存が可能になります。
また、1晩置けば食べられるので、日々の食卓用に作り置きもいいですね。
おわりに
今回はきゅうりの保存方法についてご紹介しました、いかがでしたでしょうか。
生食・サラダ等で召し上がりたい場合は、冷蔵庫でも3日程で食べきるのがよさそうです。
また、食べきれない量のきゅうりを頂いたときには、早めに酢漬けを作るのもいいですね。
余談です。
きゅうりの長期保存で酢漬けを紹介しましたが、お酢が苦手な方は、浅漬け、ぬか漬け、またキムチなどにしてもいいですよね。
著者は、小さいころ近所の八百屋さんまでおつかいを頼まれ、ぬか漬けを買いにいっておりました。
「きゅうりとかぶとなすを下さい」と言って、お店のおばちゃんが手でぬかをかきわけ野菜を取り出してくれていたんですよね。
子供心に「おお〜でてきた!」とワクワクしながら見守っていた記憶があります(笑)
いまの子供たちはやはりスーパーのおつかいなのでしょうか・・・。
商店街の個人商店がなくなっていくのも寂しいですね。