独特の食感と、ネバネバが美味しい「オクラ」。これから美味しい時期ですよね。

冷たい麺類にさっと乗せて食べるのも美味しいですし、細切りにしてポン酢をかけるだけでもおススメです。

さて、この重宝される「オクラ」ですが、どのような栄養素を持っているかご存知ですか?

今回は、栄養について調べていきたいと思います。

オクラの栄養と効果

オクラの主な栄養はβカロテン、葉酸などのビタミン類、カルシウムやマグネシウム。

さらに、ネバネバの元となるペクチンやガラクタンなど多く成分を含んでいます。

また、たんぱく質分解酵素が含まれているため、肉や魚などと一緒に摂取をすることで胃への負担を軽減し、たんぱく質の強化・吸収促進効果が期待されます。

夏バテで弱ってしまった胃腸をサポートするのに最適ですね。

ペクチンなどの水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌の餌となることで、善玉菌を増殖・活性化させる働きや有害菌の繁殖を抑える働きをします。

そのため、便秘解消だけでなく腸内バランスを整える働きにも有効ですね。

さらに、食後の血糖値上昇を緩やかにし、インスリンの分泌を低下させる働きもあり、糖尿病や生活習慣病を抱えてる方にはおススメです。

糖質の吸収が抑制されるので、肥満予防・ダイエットにも効果的ですね。

その他、免疫力アップ・疲労回復。

貧血予防・老化予防・生活習慣病予防。

ダイエット・アンチエイジング・美肌作り。

など・・・様々な効果が期待されます。

加熱しても栄養は大丈夫か

熱に弱い栄養素は、酵素やビタミンCなどですね。

これらは加熱するより生で摂取したほうがいいといわれています。

野菜を加熱すると栄養が減ってしまうのでは?という疑問はありますが、ではオクラはどうでしょうか。

基本的にオクラは他の野菜のように、煮込んだりと長い時間加熱する素材ではありませんね。

オクラ特有の旨味や食感を残す調理法であれば、そこまで失われる栄養素はありません。

βカロテンに関していえば、加熱向きの栄養素です。油と一緒に摂取すると、吸収率もあがります。

こちらも、サッと茹でる・揚げるなどの加熱方法であれば問題ないですね。

ペクチンとのそもそも野菜の硬さを保つ役割があります。

長時間加熱し、柔らかくなるのはこのペクチンの変化によってです。

しかし、あくまでも食感だけの問題であり、栄養素的な軽減はありません。

食べ過ぎても大丈夫か

オクラは100g摂取した場合のカロリーがわずか31kcal程です。

基本的には、合わせて食べる食材にもよりますが、ダイエット中の方でも食べられるというイメージです。

ネバネバ成分であるペクチンには、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを排出する効果もあり、むしろダイエット中の方にはおススメの野菜ですね。

血糖値が気になる、糖尿病の方にも良さそうですね。

さらに、水溶性食物繊維は便に水分を与え、便秘解消効果。また、腸内環境を整える働きもあります。

ただし、オクラには含まれる繊維質な食物繊維は、胃の働きが弱っているときに摂取すると消化しきれず消化不良を起こし、下痢になる場合があります。

体調がすぐれないときは、なるべく刻んで食べるのがいいですね。

繊維を小さく断ち切ることで消化を助けてくれます。

おわりに

オクラの栄養についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

夏に美味しい野菜、オクラはダイエットにも良いことがわかりましたよね。

これから夏に向け減量される方も増えるので、ピッタリではないでしょうか。

余談です。

ネバネバ食材は、賛否両論好みが分かれますよね。著者は大好きです。

オクラ・納豆・めかぶ・とろろ等。こうみると、ヘルシーなものが多いですね。

ダイエットにもピッタリ。合わせる食材や調味料も割と低カロリーで抑えられそうですね。

これからの季節に、良さそうです。