新じゃがは、水分量が多くホクホク感とねっとり感をあわせ持った豊かな風味が特徴ですね。また皮が薄く皮ごと調理をして食べられることが多いのです。
そうすることで、皮の周りに多く含まれる栄養素をきちんと摂取することが可能となりますね。新じゃがはカロリーが低い上、美肌効果のあるビタミンCや、塩分を対外に放出し血圧を下げる効果のあるカリウムが多く含まれています。
様々な調理法で手軽に食べられる新じゃがはとても人気がありますね。
そんな新じゃがを楽しめる時期について調べていきたいと思います。
新じゃがの旬
年間を通してスーパーなどの店頭に並ぶ「じゃがいも」ですが、では「新じゃが」と呼ばれるものはいつのものなのでしょうか。
基本的には、収穫後に貯蔵期間をおかず出荷をされ市場に並ぶものが「新じゃが」だそうです。簡単にいうと、取りたて!ということですね。
日本国内の場合は、春先に九州地方の暖かい地域より収穫が始まります。そして初夏になると、最も収穫量の多い北海道で収穫が始まります。
産地によって植え付けや収穫の時期にずれがありますね。そのため、数か月もの間、各地の新じゃがを楽しめるというわけです。
3月から6月は、長崎県や鹿児島県。
5月から8月は、茨城県や千葉県。
7月から11月は、北海道。
その年の気温は天候によって多少時期の変動はあります。
また、じゃがいもには二毛作ができる品種があり、秋に収穫し出荷されるものもあるのですが、こちらは新じゃがとは呼ばれていません。
日本国内で最も収穫量の多い北海道産は、新じゃが国内全体収穫率の80%を占めています。ということは、夏以降に私たちが食べている新じゃがのほとんどは北海道産だということになりますよね。
北海道産以外の新じゃがも楽しみたいという方は、春先の新じゃがを購入していただければと思います。
おわりに
新じゃがの旬の時期と地域について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。
産地や品種によってその味や特徴も異なります、春先から初夏にかけて新じゃがを楽しみつつ、お好みの新じゃがを見つけてもらえたら嬉しいです。
皮つきのまま素揚げをし、塩だけで食べれば素材そのもののおいしさが分かりますよ。
おススメです。
余談です。
新じゃがを美味しくたべる裏技のご紹介。
皮つき素揚げでシンプルに食べたいからこそ、素材のうま味を最大限に生かしたいですよね。新じゃがは、水分量が多いため長期保存は不可能。
そのため、1週間から10日間が限界だといわれ、徐々に水分が抜け、味も落ちていきます。また冷蔵保存にも不向きなんですよね。
ただ、冷蔵庫に入れるとでんぷん質が糖質に変わります。ということは、甘味が増すということですよね。
素揚げなどの調理方法で、塩などシンプルな味付けをする場合、この甘味って結構ポイントですよね。
冷蔵庫でも3日目までは糖質が増し、風味も損なわれることが少ないので、シンプル調理法の前に冷蔵庫保存するのはアリかと思います。