年に2度、新たまねぎの季節がやってきますね。
それは秋と、これから迎える春です。
収穫から1週間以内で出荷される新たまねぎは、茶色く乾燥した皮ではなく、白っぽいみずみずしさが特徴的ですね。
また辛味が少ないことから、生食に非常に向いていると言われています。
今回は、そんな新たまねぎの生食について調べていきたいと思います。
新玉ねぎの切り方
生のたまねぎは辛い・・・というイメージ、みなさんお持ちではないでしょうか?
実際のところ、辛いですよね。この辛みを取るために、水にさらすのですが、この工程は同時にたまねぎの旨味や栄養素を逃がしてしまっているんですよね。
ではどうすればいいのか。辛みの取り方と、切り方を変えてください。
たまねぎの辛み成分は、硫化アリルというものです。これは、空気にさらすことで辛み成分を軽減できるのです。水にさらすのではなく、切ったたまねぎを容器などの上に並べるようにして、15分ほど常温で空気に触れさせておくと食べやすくなります。
そして、肝心な切り方です。
たまねぎの繊維は上下に走っています。通常、炒め物などに使うときは、まずたまねぎの上下を切り落として、半分に切ります。そして、上下走る繊維にそって切っていきますよね。実はこの切り方、辛みが残りやすいんです。
・・・ということは。そうです、辛みをなるべく避けるためには、繊維に対して横に切るのが正解です。
縦に走る繊維を、横からどんどん短くして切っていくというイメージですね。こうすることで、繊維が断ち切られるので、空気に触れる面が多くなり、辛みが抜けやすいのです。
新玉ねぎを使ったサラダのレシピ
新たまねぎのマリネ
用意するもの:新たまねぎ1個、トマト1個、生ハム5枚(お好みで適量)、お酢大さじ2、レモン汁大さじ1、砂糖大さじ1、塩コショウ適量、オリーブオイル大さじ1、パセリ適量
新たまねぎを薄くスライスします。辛みが苦手な方はスライス後に、15分以上空気に触れさせてください。さらに辛みを取りたいかたは、10秒ほど電子レンジで加熱してください。水に30分以上さらすことも可能ですが、栄養素も逃げてしまうので、新たまねぎではおすすめしません。
トマトはお好みの大きさに切ります。
お酢、レモン汁、砂糖、塩コショウ、オリーブオイルを混ぜ合わせ、マリネ液を作ります。
そこへ、水分を切ったたまねぎと、トマト、お好みの大きさにした生ハムを入れ混ぜます。
最後にパセリを上から振りかけて、ラップをし冷蔵庫へ。
冷やして完成です。
新たまねぎとツナサラダ
用意するもの:新たまねぎ1個、ツナ1缶、マヨネーズ大さじ1、お酢大さじ1、しょうゆ大さじ1、オリーブオイル小さじ1、ごま油小さじ1、すりごま適量、塩コショウ適量
新たまねぎは薄くスライスして、辛みを取ります。(30分以上水にさらす、10秒ほどレンジで加熱、15分以上空気に触れさせる)
深めの容器にマヨネーズ、お酢、しょうゆ、オリーブオイル、ごま油、塩コショウでドレッシングを作ります。
そこへ、ツナを加え混ぜます。
そして、新たまねぎを加えるのですが、水分はきっちりと絞って取り除いてください。
すべて容器に入ったら、混ぜ合わせ、最後にすりごまを振って完成です。
お子様向けに、コーンを加えアレンジするのもおススメです。全体に甘味が出て、たまねぎが食べやすくなりますよ。
おわりに
新たまねぎのレシピいかがでしたか?
生食の際は、やはり切り方も重要になるので、気を付けてくださいね。
余談です。
なるべく時短で食べたい!というときありますよね。
著者はスライスした新たまねぎを、レンジで少し加熱して辛みを取り除き。
ポン酢とけずり節をかけていただきます。レンジを使わないときは、ポン酢ではなくめんつゆで・・・。
立派な一品になるんですよね。旬の間に、新たまねぎ楽しみましょう!