春と秋の年2回に収穫される「新たまねぎ」は、辛みが少なく水分量が多いのが特徴的ですね。
生食に向いているので、サラダやドレッシングにもよく使われる食材です。
年間とおして私たちが食べている玉ねぎは、表面が茶色の皮ですよね。
あれは、収穫後にある程度期間を設け乾燥の工程を経ている証です。この工程をせず、水分を多く含んだ状態の新たまねぎは大変傷みやすいのが難点としてあげられます。
では、なるべく長く良い状態でキープするためには、どのような方法があるのでしょうか。
今回は、新たまねぎの保管方法についてご紹介していきます。
新玉ねぎの保存方法
冷蔵庫は大丈夫か
野菜は基本、冷蔵庫に入れておけば大丈夫かな・・・という安心感がありますよね。
ところが、新たまねぎに関しては決して良い保管場所ではないんですね。
新たまねぎは密封された状態、また水分にとても弱い野菜です。湿度がなく、密着していない、そして風通しの良い場所であることが必要となります。
冷蔵庫は、温度こそ低いものの湿度は高く密閉された場所なので空気の逃げ場がありませんよね。
風通しの悪い湿気の多い冷蔵庫では、すぐに傷んでしまうことになります。
新聞紙で保存する方法
新聞紙を活用して新たまねぎを保管する方法があります。室内で保管をする際は、この新聞紙を試してみてください。
ポイントは、しっかりきちんと包まないこと!
優しく柔らかくふんわりと包むのがコツです。シワシワにした新聞紙を利用するのもいいですね。
保管場所は、通気性の良い場所。カゴの中に保管するのもいいですね。
決して、段ボールなどにつめこまないでくださいね。密閉、密着は傷みの元になります。
長持ちさせるつるし方
最適な保管方法として一番にあげられるのが、吊るす保存です。
直射日光の当たらない風通しの良い涼しい場所に吊るすのが一般的です。根っこがついた状態の新たまねぎは取り除く必要がありますが、土などはそのままでもいいですね。
一つ一つ紐やネットで吊るすのがベストですが、なかなか手間もかかりますね。
そこでおススメなのが、ストッキングです。
一つ入れたら結び目で仕切りを作るようにし、空間をあけて次を入れます。4.5個程入れば、吊るしましょう。
長期保存するレシピやドレッシング
非常にデリケートな新たまねぎは、あまり長期保存には向きません。
2.3日過ぎてしまうと風味はどんどん落ちていきます。吊るした状態の保存も1週間ほどだと言われています。そこで、おススメなのが調理保存です。
ひと手間加え、より長期にわたり新たまねぎを楽しめるレシピをご紹介します。
スライス冷凍
新たまねぎの皮をすべて向き、ヘタを切り落とします。
切り方は自由です。薄切り、厚切り、みじん切り。ポリ袋の中にいれ、空気を抜きます。
口をしっかりとしめ、冷凍庫で保存。
作る料理にあわせ、切り方や量をいくつか分けると便利ですね。
冷凍をしてしまうと、食感が失われるため生食には向きません。加熱して使ってください。
新たまねぎの酢漬け
新たまねぎを薄くスライスし、耐熱性の容器にいれ電子レンジで2分程加熱します。
加熱後取り出し、お酢、みりん、しょうゆで漬け込みます。
お好みで砂糖やゆずポン酢を使用してもいいですね。
瓶などに入れて、冷蔵庫で保管します。この状態で1週間程保存ができますね。
かつお節などをかけて、そのまま食べてもおいしいですよ。
おわりに
デリケートな新たまねぎの保存方法についていくつかご紹介しました、いかがでしたか?
外に吊るす方法は、都会のマンション暮らしなどでは難しいかと思いますので、新聞紙や調理による保存方法を試していただければと思います。
余談です。
今回吊るす方法で出てきたストッキングですが、みなさん掃除での活用術ご存知ですか?
著者もテレビで見て使うようになったのですが、破れて履けなくなったストッキングを、ハンガーなどのワイヤー製品に通して、床を拭いてみてください。
驚くほど、ごみや埃が取れます(笑)ストッキングが作る静電気によって埃を吸着するんだそうです。
ベッドの下や、狭い隙間などにも便利ですよ!タイツでも可能でした!ぜひ、お試しあれ。