海外ではハロウィンに欠かせない、日本では冬至に食べると病気にならないといわれているカボチャですが、日本カボチャと西洋カボチャがあり、日本カボチャは16世紀半ばに渡来。カンボジアから来たと伝えられ、なまってカボチャになったといいます。

西洋カボチャは幕末に渡来しました。カボチャは収穫直後は甘くありません。収穫し風通しの良いところに置くとデンプンが糖化し甘みが増します。そのため旬は秋ですが、収穫は夏に行います。今回はかぼちゃの栄養価と効果についてご紹介します。

カボチャの栄養価

カボチャの代表的な栄養素といえばやはりβカロテンでしょう。そのほかにもビタミンC

やビタミンE、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。

また、意外にもカボチャの種には代謝を良くするビタミンB群や、貧血を改善する鉄が含まれています。種はほとんどの家庭で捨ててしまっていると思いますが、上手く調理すれば食べることができます。貧血などにお悩みの方は鉄は必ず摂取したい栄養の1つですね。

 

カボチャの種を食べる

カボチャの種はローストすることでおいしく食べることができます。ポタージュの浮き身やサラダの上に乗せ食感のアクセントにも使えますし、そのまま食べてもおいしいのでワインのお供にぴったりです。作り方をご紹介します。

 

  • カボチャの種をしっかりと水で洗い、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を切る
  • しっかり洗った種をオリーブオイルでマリネします。このときにローズマリーやタイムなどの香草を一緒にいれておくと香りが良くなります。マリネしたオリーブオイルはパスタやソテーなど様々な調理に再利用できます。
  • 200度のオーブンで様子を見ながらたまにかき混ぜ、15分から20分程度焼きます。ムラなく焼き色がついたら完成です。混ぜすぎると焼き色がつかないのでご注意ください
  • 後はそのまま食べても良し、付け合せに使っても良し。いつも捨ててしまうカボチャの種が栄養食になります!

カボチャの栄養効果

カボチャの代用的な栄養素、βカロテンは体内でビタミンAに変わり肌に潤いを与えてくれます。ビタミンCはシミを防ぎ、ビタミンEは抗酸化作用があるので老化を防止します。

また、ビタミンEには体を温める機能もあり冷え性の改善に効果的です。

カボチャに含まれる食物繊維には腸内環境を整える効果があります。

美容に良いカボチャには、生活習慣病の予防、動脈硬化予防、老化予防、美肌や高血圧予防に効果のある栄養素がたっぷりと含まれています。冬至に食べると病気にならないといわれているのも納得できますね。

おわりに

最近は小さくて丸々蒸して食べることのできるカボチャや、ポタージュにするとおいしいバターナッツカボチャなど色々な品種が出できていますね。どれも栄養満点の美容に良いカボチャですので、色々と試してみてはいかがでしょうか?