トマトの代表的な栄養素といえば「リコピン」です。
高い抗酸化作用をもち、生活習慣病予防や成人病予防、また肌を美しく保つ美肌効果やアンチエイジングなど様々な効能を発揮します。
そしてこのリコピンの強味はもう一つ、熱に強いということ。
さらに言えば、熱を加えることにより栄養価がさらに上がるということです。
生食に比べ煮込んだトマトは、1.6倍ものリコピンを含むそうです。
今回は、暑い夏を乗り切るスタミナ料理。
豚肉や鶏肉とトマトを合わせた煮込み料理をレシピ付きでご紹介します。
トマトと豚肉を使った煮込み料理のレシピ
豚バラ肉とゴロゴロ野菜のトマト煮
用意するもの:トマト3個、豚バラかたまり肉400g、じゃがいも3個、玉ねぎ1個、にんじん1本、ブロッコリー1個、にんにく1片、ローリエ1枚、コンソメ1個、オリーブオイル大さじ1、酒大さじ3、しょうゆ大さじ3、塩適量
トマトはヘタを取り、乱切りにします。
じゃがいも・玉ねぎは皮をむき一口大に切ります。
にんにくは、みじん切りにします。
ブロッコリーも一口大に裂いておきます。
豚バラ肉のかたまりは、1cm程の厚さで一口大に切ります。
大きめの鍋にオリーブオイルをひき、にんにくとローリエを入れ弱火で熱します。
香りがたったら豚バラ肉を入れて焼き色を付けます。
豚肉に焼き色がついたら、水600ccと酒を加え中火で煮込みます。
アクを取りながら加熱を続け煮立ったら、トマト・コンソメ・しょうゆを加えます。
ホイルなどで落とし蓋をして弱火で30分煮込みます。
そこから、じゃがいも・玉ねぎを加えて中火でさらに10分煮込みます。
塩で味を整えたら、最後にブロッコリーを加え5分程加熱すれば出来上がり。
火を止め、器に盛り付けて完成です。
子供が大好き、豚こま肉のトマト煮
用意するもの:トマト4個、豚こま肉300g、玉ねぎ1個、にんにく1片、ローリエ1枚、オリーブオイル大さじ1、ケチャップ大さじ2、ウスターソース大さじ2、コンソメ1個、塩コショウ適量、パセリ適量
トマトはヘタをとり、角切りにします。
豚こま肉は一口大に切ります。
玉ねぎは、薄くスライスします。
にんにくは、みじん切りにします。
フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを入れ弱火で加熱。
香りがたったら豚肉を加えて炒めます。
豚肉に軽く火が入ったら、玉ねぎを加え透き通るまで炒めていきます。
そして、トマト・ローリエ・ケチャップ・ウスターソース・コンソメ・水を加え10分程煮込みます。
トロミがついてきたら、塩コショウで味を整えます。
火を止め、器に盛り付けたらパセリを散らして完成です。
トマトと鶏肉を使った煮込み料理のレシピ
鶏肉とサツマイモのトマトクリーム煮
用意するもの:トマト3個、鶏もも肉1枚、さつまいも1本、玉ねぎ1/2個、にんにく1片、コンソメ1個、小麦粉大さじ1、バター大さじ1、サラダ油大さじ1、白ワイン大さじ2、牛乳200cc、水200cc、砂糖大さじ1、塩コショウ適量
トマトはヘタを取り、乱切りにします。
鶏もも肉は、一口大に切ります。
さつまいもは、一口大に切ります。
玉ねぎは、薄くスライスします。
フライパンに油・バターを入れ弱火で加熱、にんにくを加え香りがたったら鶏肉・玉ねぎを加えて中火で炒めていきます。
鶏肉に焼き色がついたら、さつまいも・小麦粉を加えさらに炒めます。
白い粉が消えたら、トマト・白ワイン・水・コンソメ・砂糖を加え混ぜながら弱火で煮ます。
5分程煮たところで、牛乳を加え塩コショウで味を整えながら、さらに追加で5分程煮詰めたら火を止めます。
器にもりつけ、お好みで生クリームをかけて完成です。
ガーリックチキンのトマト煮
用意するもの:トマト3個、鶏もも肉1枚、玉ねぎ1/2個、にんにく2片、コンソメ1個、オリーブオイル大さじ1、酒大さじ2、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1、塩コショウ適量、乾燥バジル適量(ハーブなど)
トマトはヘタを取り、小さく角切りにします。
玉ねぎ・にんにくはみじん切りにします。
フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを加え弱火で熱します。
香りがたったら、鶏むね肉をそのままフライパンで焼いていきます。
塩コショウで軽く味付けをします。
こんがり焼けたら、一度取り出しておきます。
鶏肉を取り出したら、そのままのフライパンに玉ねぎを加え弱火で炒めます。
玉ねぎが透き通ったらトマト・コンソメ・酒・みりん・砂糖・しょうゆ・塩を加えます。
トマトをつぶしながら、中火で煮詰めます。
トマトの水分が少し減ったところで、焼いた鶏肉を戻し、蓋をしてさらに10分程煮詰めていきます。
ソースが焦げないように、たまに混ぜてください。
食べる直前に、鶏肉を薄くカットし、お皿に盛り付けます。煮詰めたソースを上からかけて完成です。
おわりに
豚肉・鶏肉を使ったトマト煮込みをご紹介しました。
パスタやバターライス、またはバゲットなどに添えてもいいですね。
余談です。
皆さん、ロマネスコという野菜をご存じでしょうか?
最近、スーパーなどでも珍しい西洋野菜が並んでいるので、見かけたことがある方が多いのではないでしょうか。
見た目はブロッコリーの仲間かな?という感じですね。
ゴツゴツしています。イタリアでは、「ローマのブロッコリー」という意味を持つそうです。
味もブロッコリーに近いのですが、食感はカリフラワーというなんとも珍しい野菜。
なんと、種が売られており自宅で育てることも可能だそうです。
家庭菜園に自信のある方は、珍しい野菜に挑戦してみるのも楽しそうですよね。