夏野菜が美味しい季節。ネバネバが特徴のオクラは栄養分も豊富で、さっぱり食べやすく夏バテ対策に効果的ですね。
しかし、あまり大量消費する野菜ではなく、傷みやすい野菜なので、冷蔵庫に入れてもすぐに黒く変色してしまいがちです。
今回は、この「オクラ」の保存方法についてご紹介していきたいと思います。
オクラの保存方法
実は、オクラを保存するの適している温度は10℃前後です。
寒さに弱いため、5℃以下になると低温障害を起こし、黒く変色してしまうようになります。
冬ならば冷暗所で保管しておけば安心ですが、夏の場合は新聞紙などにくるみ、冷蔵室ではなく野菜室に入れて保存するといいです。
冷蔵の場合に保存できる期間は、4〜5日程度です。
刻んだり、切ったりしたものは切り口から傷みやすいので2〜3日しかもちません。
また黒く斑点が出てきたら、その部分を切り落とし調理しましょう。
冷凍する場合
オクラの冷凍保存には、いくつかコツがあります。
生のまま冷凍保存
オクラに少量の塩をまぶし、まな板で板ずりにし、うぶ毛を取り除きます。
ヘタを切り、ガク部分を切り落とさないようにします。
フリーザーバッグ等に入れて、空気をよく抜いてから、冷凍庫にいれます。
スライスして冷凍する場合は、ラップなどで包み、密封袋にいれ、なるべく平な状態で冷凍保存します。
あらかじめ、小分けにしておけば使い勝手がいいですね。
湯がいてから冷凍保存
少量の塩でオクラをこすって、うぶ毛を取り除き、ガクの部分を切り落とさず、ヘタを切ります。
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらオクラを15秒程さっと茹でます。
すぐに冷水にとり、水気をしっかり拭きとります。
フリーザーバック等に入れ、空気をよく抜いてから冷凍庫に入れます。
解凍してすぐに使えるので、時短料理にはピッタリですね。
保存期間はどのくらい持つか
オクラの保存期間についてです。
寒い季節であれば、新聞紙やキッチンペーパーに包んで冷暗所保存します。
暑すぎる場合は、新聞紙などで包んだあとに、ビニール袋にいれ、冷蔵庫の野菜室で保存をします。
保存目安は4〜5日程度。
茹でたオクラは、タッパーなど密閉できる容器にいれ、冷蔵庫で保存。
あまり日持ちはしません。
保存目安は1〜2日程度。
うぶ毛処理をし、サッと15秒程茹でただけのオクラ。
こちらは水気をきり、フリーザーバッグなどに入れ、しっかりと空気を抜いて冷凍します。
解凍後そのまま食べられる便利な冷凍保存です。
細かく刻んだものも、ラップ等に包み小分けにし、フリーザーバッグにいれ空気を抜いて冷凍保存しましょう。
保存目安はどちらも1か月程度。
おわりに
いかがでしたでしょうか?夏野菜「オクラ」の保存方法をご紹介しました。
冷蔵保存は長くて5日ほど、心配な方は冷凍保存にしましょう。
茹でてから冷凍する場合は、解凍後すぐに調理でき、大変便利ですよ。
余談です。
オクラの原産地は、アフリカの暑い地域です。
日本でも夏の暑い時期に沖縄や九州などで栽培されていました。
皆さんご存知ですか?日本語で「オクラ」と発音する野菜は、英語でも「okra」という呼び名なんですよね。
ちなみに、アメリカでは「gumbo」グンボとも呼ばれるそうです。
オクラって実は英語だったんですね!驚きです!