ふろふき大根をはじめとした煮物料理、たくあんなどの漬物、大根おろしなど和食で大活躍の大根。大根と聞くと日本の野菜の代表格とも思う方も多いと思います。

しかし原産国は意外にも中央アジア、エジプトなのです。

日本で本格的に栽培方法などが普及したのは江戸時代といわれております。

江戸時代よりももっと昔、紀元前2700年にピラミッドの建築の際に食物として支給されていたと記録があるそうです。

今回はそんな歴史のある野菜、大根の栄養価や無駄のない使い方をご紹介します。

大根の栄養価

大根にはでんぷんの分解酵素アミラーゼ、たんぱく質の分解酵素プロテアーゼ、消化促進成分のジアスターゼなどの消化を助け、促進させる成分がたっぷり含まれていますので胃もたれの解消に効果的です。

また、食物繊維・ビタミン・カリウムなども含まれており、整腸作用や美肌効果に期待できます。葉や皮も豊富なビタミン・ミネラルが含まれております。
上から下まですべて栄養満点のヘルシーパワー食材なのです。ピラミッドの建築で支給された理由が分かる気がしますね。

大根の葉は栄養素の宝庫!

捨ててしまっているご家庭も多いと思いますが、大根の葉は実は栄養素の宝庫なのです。
カルシウム・カリウム・鉄などを含んでいる緑黄色野菜で、高血圧・骨粗しょう症・貧血などの予防に効果的です。

大根の葉を使ったレシピをご紹介

上記でご紹介したように、大根は葉にも栄養がたくさん含まれています。

大根の葉というとお味噌汁や炒め物によく使いますが、オススメはふりかけです。

暖かいご飯によく合い、ご飯がすすみます!ご家庭に常備されている調味料、あまり物で作れますので、ぜひお試しください。

(材料)出汁をとった後の昆布1枚

味噌 大さじ3

酒  大さじ1

みりん 大さじ1

茹でた大根の葉80g

かつお節・煎りゴマ・ごま油 適量

 

(作り方)

  1. 昆布は細切り、大根の葉はみじん切りにし、ボウルで味噌・みりん・酒を良く混ぜておく
  2. フライパンにごま油とかつお節と昆布を入れて弱火で水分が無くなるまで炒める。大根の葉を加えさらに炒める。
  3. 1の調味料を加え、水分が無くなるまで炒め、最後に煎りゴマを加える。

おわりに

 

栄養満点の大根、葉はいろいろ使い道はありますが、皮は捨ててしまいますよね?
大根に限らず野菜には皮に栄養がたくさん含まれています。ベジブロスなら捨ててしまう野菜の皮も有効利用できます。

ベジブロス

ベジブロスとは野菜の切れ端や皮を煮込んだスープストックです。、
野菜の皮や切れ端を捨てずに冷凍保存しておき、ある程度貯まったら、鍋に2・3リットルの水と貯まった野菜の切れ端や皮をいれ、コトコトと30分程度煮込みます。ザルでこしたら完成です。味噌汁や、調理の出汁として使用できます。
野菜を無駄なく使うエコクッキング、皆様もぜひお試しください。