今年は例年よりも気温が低く、お鍋として白菜が食卓に登場する機会が増えてきたのではないでしょうか?
1年通して食べられる白菜ですが、旬は11月から2月と、まさにお鍋の季節です。
今回は、これから食卓で活躍する白菜の選び方から保存方法、調理法をご紹介していきたいとおもいます。
おいしい白菜の選び方
- まずは白い部分をみる。白い部分に黒い斑点やシミなどがないかチェックし、より白いものを選ぶ。
- 緑の部分をみる。葉の部分が緑のもを選ぶ。黄色が目立つようなら鮮度が良くない証拠。
- 持ってみる。実際に手に持ってみて、ずっしりと重く、先端まで巻きがしっかりしているものを選ぶ。
※ カットしてあるものは巻きがしっかりしているか確認しやすいのでおススメ。巻きのほかには、切り口がみずみずしく、一枚一枚に厚みがあるもうの。芯の部分が盛り上がっていないものを選びましょう。
白菜の洗い方
多くの人は野菜を水で洗っていると思いますが、それをお湯に変えるだけで酵素が活性化し、野菜はおいしく新鮮になります。また、泥などの汚れや残留農薬、虫なども落ちやすくなります。
- 白菜の葉を一枚一枚はがす。白菜やキャベツ、レタスなどの結球している野菜は表面だけ洗っても、中の泥や農薬などが取れません。
- ボウルにお湯を用意する。お湯の温度は50度~60度が適温です。沸騰したお湯に同量の水を加えるとだいたい50度くらいになります。50度以下ですと菌の繁殖を手助けしてしまうので注意が必要です。
- はがした白菜をボウルの中に入れ、40秒ほど軽く洗います。
- 農薬が気になる方は、食用の重曹を少し入れるとさらにしっかりと落ちます。
白菜の保存方法
白菜の状態によって保存法がかわってきます。最適な方法で保存しましょう。
1束そのままで保存する
何もせずそのままで保存する場合は新聞に包み、寝かせず立てて保存します。
夏場なら冷蔵庫の野菜室へ、冬場なら暖房が効いていない部屋でしたら野菜室に入れず室温で保存可能です。寝かせてしまうと寝かせた面から痛んできてしまうため必ず立てて保存します。
半分や4分の1にカットしたものを保存ずる
カットした白菜を保存する場合は、根元に縦の切れ目を数箇所いれます。成長が止まり鮮度が保たれます。
しっかりとラップし、夏場でも冬場でも野菜室で保存しましょう。
一枚一枚はずして、洗った白菜はしっかりと水気をふき取り、重ねてしっかりとラップをして野菜室で保存します。重ねる際に軽く湿らせたキッチンペーパーを何箇所かにはさむと鮮度が保たれます。
冷凍保存する
使いやすい大きさにカットし、沸騰したお湯で軽く茹でます。時間は30秒ほどで良いでしょう。水気を良くきり完全にさめたらジップロックなどに入れ冷凍庫で保存します。
おわりに
白菜をおいしく食べるには部位に合わせた料理がお勧めです。
外側の葉はロール白菜の煮込みやグラタンなどに、内側の葉は鍋物や炒め物に、中心は白菜の中でも一番柔らかい部分なのでサラダなどに合います。シャキシャキ感を残したい時には、繊維に沿って縦にきると良いでしょう。