シャキシャキした歯ごたえがとても美味しい「レタス」は、サラダなどの洋食として強いイメージがありますね。

あまり知られておりませんが、意外なことにチシャ(チサ・知佐)という和名もあり、日本では古くから食されてきた野菜の一つです。

みずみずしく水分が多い野菜のため、栄養が少ないのではないか?と思われがちですが、調べてみるとそんなこともないんですね。

今回は、そんな「レタス」について書いていきたいと思います。

レタスに含まれる栄養素や効能について

レタスに含まれる栄養素は、カロテン・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・カルシウム・マグネシウム・リンです。

ビタミン類やミネラル成分をバランスよく含んでいることがわかりますね。

ビタミンCやカロテンは抗酸化力が高い成分を含み、高い免疫力やがん予防効果につながります。さらに、ビタミンKは血液の循環を改善し、体内の脂肪酸化を防いでくれる働きがあります。血行がよくなることで、むくみ解消、老化防止、アンチエイジング、美肌作りという効果が期待されます。

また、レタスは非常に低カロリーな野菜です。歯ごたえがよく基本的に生食なので良く噛み満腹感が得られやすいのです。食物繊維も含まれるため、空腹感も緩和されダイエットに最適な食材と言えます。

ただし、レタスに含まれるのは不溶性食物繊維のため大量のレタスを食べ続けると便秘になる可能性があります。また水分が不足していると便を固めすぎてしまい、腸が弱い場合は下痢を引きおこす要因ともなりますので、注意が必要ですね。

加熱するとどうなるか

野菜は加熱をすると逃げてしまう栄養が多い・・・というイメージですよね。

これは間違いではありません。熱を加えても、また皮もむいて失う栄養素というのは実際に多いですね。

レタスに関してはどうでしょうか。ビタミンCは熱に弱いため加熱調理によって栄養素が外へ逃げていきます。ただし、逃げ出した栄養素を摂取する方法もあります。それは、スープや餡かけなどにして、水分まるごと食すことです。フライパンや鍋の中に逃げ出した栄養素を、そのまま体内に取り入れることができますね。

またビタミンEは、熱に強い性質を持っているので加熱調理によって失われることはありません。

サラダなど生食で大量摂取するのは大変ですが、いざ加熱をして炒め物やスープにするとカサが減るので、食べやすくより多くの量もいただけますよね。

おすすめの食べ方

素材そのものが持つ栄養素を持て余すことなく摂取する、そして手軽さということから「サラダ」がおススメですね。簡単に言えば、洗って・ちぎって・味つけて完了ですからね。ちりめんじゃこなどを混ぜ合わせれば、立派なおつまみにもなります。

野菜が苦手な方には、チャーハン。フライパンでチャーハンを作り、最後にレタスを入れ軽く火が通ればシャキシャキ感が残ってとても美味しいですよ。

おわりに

今回は「レタス」についてご紹介してきました。

ポピュラーな野菜だからこそ、あまり栄養素や効能までは調べることがなかった気がします。

美肌効果や老化防止など女性に優しい野菜でしたね。

余談です。

つい先日友人から聞いた話です。アメリカのNBAで活躍されているコービー・ブライアントという選手がいるのですが、彼のコービーという名は・・・なんと「神戸kobe」が由来となっているそうですよ。

なんでも元NBA選手であった彼の父親が「神戸牛」の魅力に魅せられ、息子の名をkobeコービーとしたそうです(笑)

日本人には「神戸」という印象が強い言葉ですが、海外では「kobe」=神戸という常識もないので、名前としては素敵なのかもしれませんね。

コービーなんて読み方もオシャレですし。

何の関係もない話ですが、自国の何かが影響してるって聞くだけでちょっと嬉しい気持ちになり、親近感もわきますよね。