秋の秋刀魚に大根おろし、冬のおでんの大根。1年通じて活躍する大根ですが、この時期は特に使用する機会が多くなると思います。
ただ大根は量が多いので、調理で使い切ることが出来ず冷蔵庫の野菜室にしまっておいたら、いつの間にかしなしなになっていたなんてことが良くあると思います。
今回はおいしい大根の選び方から保存方法、切り方などをご紹介します。
おいしい大根の選び方
1. 葉を見る
葉付きの大根は葉も食べられるので、葉が先まで鮮やかな緑色でピンと張っており、上から見た際に放射状に生えているものを選ぶ。
2. 根を見る
皮がきめ細かく、つやつやとした光沢があり、ひげ根がなく形の良いものを選ぶ。
また、均一な太さで先端の細根の部分近くで丸くなっているのが、よく熟しおいしい証拠。肩が盛り上がっているものや、先端にかけ徐々に細くなっているものは味がおちます。
3. 持ってみる
表面に張りがあり、ずっしりと重いものはみずみずしく水分が豊富な大根です。
カットされて売っているものは、断面がみずみずしく、きめの細かいもの。スが入っていないものを選びましょう。
大根の保存方法
1.根と葉を切り離す
大根を買ってきたら、まずは根と葉を切り離しましょう。葉が根の養分・水分を吸い上げてしまうため、葉の部分だけを切るのではなく、葉がついている根の部分を切り落とします。
2.葉を保存する
切り離した葉はそのまま野菜室で保存してもいいですが、すぐに色が悪くなるので冷凍保存がオススメです。お湯を沸かし塩を少しいれ固く茹でて冷まし、よく水気を切ってからラップで包み冷凍庫で保存します。色が悪くならないので、青みが欲しいときや、お味噌汁の具など簡単に使えるので便利です。
3.根を保存する
大根の保存で大切なことは乾燥させないことです。カットした断面を濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で包み良くラップし、可能なら立てて保存しましょう。
量が多く使い切らない場合は天日干しもオススメです。天日干しは水分が減って味が凝縮されるので野菜の甘みが増し、保存もききます。また生の野菜と同じように使用することが出来ます。
薄く切り、ざるに並べて天気の良い日に日向で6時間程度干します。その後ポリ袋にいれ冷蔵庫で保管します。かさが減り冷蔵庫もすっきりです。
おわりに
大根は切り方で食感が変わります。繊維に対して直角に、繊維を断つように輪切りにして
煮ると柔らかくなります。また千切りにするときも一度輪切りにしてから切ると柔らかく
仕上がります。
反対にサラダなどで大根のシャキシャキ感を楽しみたい場合は、繊維に対して平行に切る
と歯ごたえが良くなります。
大根は上にいくほど甘く下にいくほど辛いので、料理によって使う部位を上手に使い分け
たいですね!